2020.12.2
意外と知らない?ウォーキングシューズの選び方
快適で安定したウォーキングには、ウォーキングシューズが欠かせません。ウォーキングシューズを選ぶときは、正確な足長・足幅サイズを測定し、必ずフィッティングを行いましょう。
フィッティングの際は、足の甲がきつくないか、足指が楽に曲げられるか、つま先に1cmほどの余裕があるかを確認しましょう。くるぶしとトップラインの位置や、かかと・土踏まずのフィット感も重要です。
今回は、意外と知られていないウォーキングシューズの選び方について、押さえておきたい6つのポイントをご紹介いたします。
安定したウォーキングにはウォーキングシューズが必須
ウォーキングシューズとは、スムーズな体重移動を促し、長時間歩いても疲れにくいウォーキングに特化した靴です。
かかとがしっかりと固定され、適度な重みと安定感が特徴です。以前は黒やグレー、ブラウン、白など、落ち着いたカラーのものが多い傾向でしたが、最近はカラーバリエーションも増え、デザイン性の高いウォーキングシューズが販売されています。
ランニングシューズとの違いは軽量性
なかには、ランニングシューズを履いてウォーキングを行っている人もいるのではないでしょうか。しかし、「走る」ことに特化したランニングシューズと、「安定した歩行」が目的のウォーキングシューズでは、デザイン・機能ともに大きな違いがあります。
ランニングシューズは、長時間の走りでも疲れにくいよう、軽量化して作られているのが特徴です。一方、ウォーキングシューズは、ある程度厚みのある素材を使うことで歩行の安定性を高め、ソールは歩行時に体重が自然と前に移動し、一歩が踏み出しやすいような形になっています。
ウォーキングシューズを選ぶときのポイント
安定したウォーキングには、自分の足に合ったウォーキングシューズが欠かせません。シューズ購入前にまずは自分の正確な足のサイズとを診断しましょう。
ウォーキングシューズを選ぶ際に抑えておきたい、6つのポイントについてご紹介します。
1. サイズの測り方
シューズ選びには足のサイズ測定が欠かせません。ウォーキングシューズを購入する際は、できる限り夕方に足サイズを測るようにしましょう。夕方に足が浮腫む経験のある方は少なくないと思いますが、それは起きている間に身体の水分がどんどん下部に溜まっていくからです。ですので、足は朝よりも夕方の方が大きい。夕方の足のサイズに合わせて靴を選んで頂く方が足に優しい選び方と言えるでしょう。
2. 足の甲がきつくないか
足の甲が圧迫されるとアーチがつぶれてしまい、足の動きが悪くなってしまいます。ひもを緩めることで多少は改善されますが、緩め過ぎは歩行中のつまずき、転倒の原因となるため注意が必要です。シューズを履いたときに足の甲がきついと感じたら、無理をせずほかの靴を探しましょう。
3. 足指を楽に動かせるか
ウォーキングシューズは、靴内部で足指を自由に動かせる靴を選びましょう。歩行時、自由に楽に足指を動かせることで疲れにくくなったり、安定した歩き方が可能になります。。
4. つま先に1.0cmほどの余裕があるか
ウォーキングシューズは、シューズを履いたときに、つま先に1.0cm程度の余裕があるものがベストです。つま先が靴に当たる、どこかの指が少し曲がってしまうものは避けましょう。同じサイズのシューズでも、形やデザインによっては親指が当たったり、小指が窮屈だったりすることがあります。自分の足幅や、足指タイプに合ったものを見つけましょう。
5. くるぶしがトップラインに当たらないか
シューズを履いて2〜3歩歩いたときに、くるぶしがシューズのトップラインに当たるものは避けましょう。「この程度なら大丈夫」と思っていても、しばらくウォーキングをしていると痛くなり、場合によっては歩行できない状態になるケースもあります。
6. かかとやアーチラインのフィット感
ヒールカウンター(かかとを支える場所)はウォーキングの安定感を左右する重要な部分です。足を踏みしめたときに、かかとのカーブとヒールカウンターがきちんとフィットするものを選びましょう。
また、アーチライン(土踏まずの部分)のフィット感も重要です。土踏まずをしっかり支えているシューズでないと、足が疲れやすくなってしまいます。
快適なウォーキングには自分の足に合ったウォーキングシューズが必要
photo by Kazuhiro Isoda
ウォーキングは足に負担のかかる運動です。できるだけ足を疲れにくく、快適なウォーキングをするためには、自分に足に合ったウォーキングシューズが必要不可欠です。
単に足のサイズが同じものを選ぶのではなく、甲の高さや足幅、くるぶしの位置、足指の可動域などを入念にチェックし、歩きやすいシューズを見つけましょう。